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クリートっていったい何なのよ? ーロードバイクビンディング化計画―

2016年1月15日

愛車のロードバイクMomentum iwant R-1でより速く走るために思いついたビンディング化計画は今回で3回目。前回までにペダルとシューズについてはなんとなく方向性が見えてきた。と、ペダルとシューズの調査時に幾度となく登場した「クリート」という言葉がある。クリートっていったい何なんだろう?今日はこのクリートについて見ていきたい。

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クリートっていったい何なのよ?

クリートとは?
クリート (cleat) とは、何かを固定するために使う器具。

なるほど、もう解決した。つまりはペダルとシューズを固定するために使用するのがクリートというアイテムなのである。ロードバイクのビンディングのためのクリートは原則シューズのソールつま先側に設置する。だからレース用のSPD-SL用のクリートを付けて歩くとカツカツと音がなるというわけだ。ではクリートにはどんな種類があるのだろうか?

SPD-SL用のクリート

クリートは基本的にペダルの形状によって種類が決まってくる。だからSPD-SLのペダルに対してはSPD-SL用のクリートが必要となる。ただその関係は1対1というわけではなく、SPD-SL用のクリートであればペダルにもシューズにも互換性はある模様だ。

これがSPD-SL用のクリート。これだけ見てもなんだかよくわからないが、シューズの裏に取り付けるとこんな感じ↓になっていて、SPD-SL用のペダルにもカチッとハマるというわけだ。

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SPD-SL用のクリートはSPD用のそれよりもサイズが大きいため、踏み込む際は力を面で捉えることができる。かかる力が大きくなる上にペダルとシューズの固定力も強いため速さを追求するのであればSPD-SL一択ということになる。ただし、裏を返せば脱着がしにくいということでもあるので、立ちごけのリスクは大きくなるということだ。

SPD用のクリート

SPD-SLのクリートに対して小さめに作られているのがSPD対応のクリートである。こちらはレース向きというものではなく、MTBや街乗りクロスバイクに向いているとのこと。小さめに作られているため、歩行時に邪魔なることは少ないが、面というよりも点で力を伝えることになるため、SPD-SLに対して速く走ることには不向きだという。が、脱着はしやすく作られているため、街乗りをメインとした用途には有効だ。

 

 

マルチリリースのクリートってのがあるらしい!

と、ここまではペダルやシューズの時の調査のおさらいのような感じだ。そりゃそうである。クリートはペダルやシューズに対応したものを選ぶわけなので、SPD-SL、SPDいずれかに紐付いてくるということである。ただ、いろいろと調べているうちに「マルチリリース」っていう言葉を頻繁に目にするようになった。マルチリリースって一体何のことなのだろう?

SPDクリートにはシングルリリースとマルチリリースがある

調べていくとSPDクリートにはシングルリリースとマルチリリースの2種類があるということがわかった。これはほぼ文字通りなのであるが、リリース、つまりはペダルからシューズを離す時のお話だ。

ビンディング化しているペダルからシューズを離す時には足首をクイッと外側にひねる必要がある。外側にひねらないと外れないのがシングルリリース。ひねる方向が一方向ということですね。これに対してマルチリリースは文字通り、そのひねる方向が複数あるということ。上・外・内と様々な方向に力を加えてもペダルから足が離れてくれるのだ。

シングルリリースとマルチリリースの違いについてはサイクルベースあさひさんの図解がわかりやすかったのでご参考までに。

メンテナンスマニュアル:SPDクリートの取り付け(サイクルベースあさひ)

 

マルチリリースのメリット

これはどういうメリットがあるかというと、、、やっぱり一方向だけだととっさの場合、特に街乗りだと急な障害物が現れたりした場合に足を地面につく必要が生じた時、一瞬判断が遅れて外れずに転倒というリスクがある。そんな時にマルチで多方向に外れるのであれば、とにかく足をひねれば外れてくれるということになりそのリスクを少し軽減できるのかなと。正直私のような街乗りメイン派にはありがたい機能だ。

いやでも待てよ…。多方向に力を加えると外れてしまうということはペダルを引いた時にも外れてしまうのではないか?これは諸説あるようなだが、、、そこはさすがに上手く作られていて上方向に掛かる力ではペダルから足は離れないようになっているようだ。ただし、正しいペダリングができていないとその限りではなく、当然力が真上にかかっていなければペダルから足は外れてしまう。これはそもそもペダリングが上手くできていないということなので、そっちを改善すべき問題だろう。

 

ビンディング初心者としては間違いなく有効なマルチクリート

というわけで片面SPDペダルに続いて、ビンディング初心者であり、街乗りメインである私にとってはもってこいのクリートがこのマルチリリースのクリートというわけである。間違いなくこのビンディング化計画の中心を担う存在であり、SPDペダルと合わせて実購入の軸となっていくだろう。ちなみにマルチクリートは「M」の刻印がされているとのことなので、シングルリリースなのかマルチリリースなのかはモノを見れば一目瞭然なのである。

 

というわけで「ロードバイクビンディング化計画」クリート編のまとめ。

  • クリートの種類はペダルがSPD-SLかSPDかに紐付いている
  • SPDのクリートにはシングルリリースとマルチリリースがある
  • マルチリリースはペダルから足を外しやすいため初心者・街乗り向き

だいぶビンディング化についてもわかってきた。ペダル・シューズ・クリートに使用目的と、多方面からの調査検討がある程度できたので、次回はいよいよ実購入に向けた検討を進めていくことにする。

 


 
vol.1:ビンディングペダルの種類
vol.2:ビンディング化後の乗り方と懸念材料を考える
vol.3:ペダルだけじゃなくシューズも必要!
vol.4:クリートっていったい何なのよ?
vol.5:ビギナー&街乗りにおすすめはこれだ!
vol.6:ビンディングシューズとペダルをついに購入!!
vol.7:SPD対応シューズ SHIMANOクリッカーSH-CT41レビュー
vol.8:両面SPDペダル SHIMANO CLICK’R PD-T400レビュー
vol.9:SPDペダルでロードバイクをビンディング化してみた結果


 

 

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