浦和 vs G大阪[2017第4節]レビュー/この時期のドローは悲観すべきじゃない

浦和 1-1 G大坂(浦和:R・シルバ /G大阪:今野)

ACLとの過密日程の中で敵地で迎えた宿敵ガンバ大阪戦。近年、鹿島と並び苦杯をなめ続けている相手だけに疲労があるとは言え負けたくないというのが正直なところではある。

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この時期のドローは悲観すべきじゃない

そう思っているのは私だけではなかったのか、SNSには厳しいコメントが多数寄せられていた。この試合浦和は終始ゲームを支配していて、決定機の数では相手を圧倒していた。対してガンバはワンチャンスを活かして先制した形だ。

私はこれまでの実績とお互いの相性を考えると、そのまま1-0で敗れる結果を予測していた。そんな中で浦和は落ち着いて美しいコンビネーションを多数発動し、最後は泥臭くPKを奪取してドローで試合を終えた。私の予測を嬉しい意味で覆す土壇場の同点劇だった。

ピークを持ってくるのは開幕当初じゃない

内容と最後の最後に追いついたメンタルは素直に称えるべきだ。もちろん圧倒しながら決定力を欠いたことやワンチャンスを決められたことは反省すべきではあるけれども、決して悲観すべきではない。特にSNSでコメントされるように、全試合で勝ち点3を求めるような戦い方はこの開幕当初にはするべきではないかと。その戦い方をしてしまうと、メンバーは常時ベストメンバーに固定されて過密日程を乗り切ることができなくなってしまう。現に過去の浦和は春先にスタートダッシュを決めるためにベスト布陣で臨み続け、夏〜秋の失速を繰り返している。

それを省みてのターンオーバーなんじゃないだろうか。確かに上海上港に敗戦した後のドローではあるので、フラストレーションはたまるし、不安にもなる。ただ、ここにピークを持ってくる必要はないということ。この時期、苦しい試合でリスクを犯す必要はないはずで、そういう意味では敵地で過密日程の強豪ガンバ大阪戦で、リード許しながらドローに持ち込んだことは評価に値すると思う。例えばこれが優勝争いがかかっている時期であれば批判の対象にはなるが、まだその時期ではないということ。全試合で勝利を見たいのがサポーター心理ではあるが、もう少し落ち着いてシーズン全体を見ましょうよ、というお話。

まだ間に合うから課題を洗い出しておく

まだピークに達していないこの時期ではあるが、そこにある課題は真摯に受け止め来るべき優勝争いに向けて改善をしておく必要がある。今日の試合で気になったのは以下の2つ。

相変わらず外からのボールに対応できていない

これは開幕戦からやられている形。少なくとも私が観戦しているJリーグの試合の失点の大半は外から形だ。要は横の揺さぶりに中央の守備陣がとことん対応できていないということ。今日も倉田の斜めのドリブルからのクロスといった横のボールに対応できなかった。もともと苦手な形ではあるが、これが続くようであれば相手はそこを狙って来るはず。早急に何らかの手段で対応策を講じ、苦手意識を払拭しておく必要がある。

森脇のクロスにまったく期待を感じない

逆に浦和の攻撃陣は横からのボール(クロス)をあまり得意としていない。↓こちらの記事にも書いたが、サイド攻撃を売りにしている割にはクロスの精度が低く、チャンスにすらなっていないという印象だった、昨年までは。

浦和レッズが2017シーズンに優勝するための四つの改革 -その壱:クロスの精度-

2016.12.23

そんな中で今シーズンは宇賀神、関根、駒井らはやや変化が見られている。深くえぐるドリブルだったりワンツーだったりと、クロスの入れ方に工夫を凝らしてチャンスを創出しているような印象だ。森脇を覗いては…。なんだろう、森脇のクロスに期待感を感じることができない。受け手の準備ができていなのに適当に上げているように見えるし、そもそもファーに流れてしまうことが非常に多い。セカンドボールを拾うことはできているので、そこがハマれば攻撃の幅はもっと広がるはず。ここも一つの改善ポイントかと。

今日気になったのはこの2つ。しばらくはここで挙げていく改善ポイントがどのように変化していくのか、あるいは変化しないのか、注視して試合を見ていくことにしよう。

 

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