この暖かさもあって2018年の桜は例年よりも早く咲きましたね。都内は満開だということで桜の撮影に行ってきました!今回も兄弟ブログのNO PHOTO NO LIFE(移転しました!)の写真をご紹介します!
本気を出したい時のカメラはデジタル一眼EOS 60D
最近はRICOH GRを使う機会が多かったです。やはりその携帯性は魅力的で小さなバッグに入れて持ち運べますし、それでいてカッコいい写真を撮影することが可能です。なので、被写体を選ばずぶらぶらとスナップ的な写真を撮影したい時はRICOH GRを持ち歩くようにしていました。
が、ある程度撮りたい被写体やテーマがあって、それを撮影するためであればそこはEOS60Dの出番かなと。RICOH GRよりも設定に凝ることができますし、RAWファイルの質が高いために現像を考えると60Dで撮っておいた方が安心です。今回は「桜」という明確なテーマがありましたので、少々重いですがEOS 60Dを担いで出かけました。レンズは万能レンズのTAMRON AF18-200mmです。
背景を白く飛ばして幻想的な写真を作る!
毎年桜を撮影に行くときは天気に恵まれないことが多いです。今年は念願かなってとても良い天気に恵まれました。が…いろいろと寄り道をしていたら到着が夕方になってしまっていました。日がすでに陰り始めて空の色も青から落ちつつあります。ちょっとテンションが下がりましたが、こんな時こそ不工夫してみようと思い立ちました。
見上げると桜に日が当たってないし、空の色も青くありません。そのまま撮影しても思うような作品にならないと感じました。そこで私は思い切ります。「背景を飛ばしてしまおう」と。露出補正を高めに設定して撮影してみました。すると背景が白く飛んで被写体が白いキャンパスに浮かんでいるような作品になりました。正直狙い通り、いや狙い以上に上手く撮れたなと思います。
こちらも同じく露出補正を高めにして撮影した写真です。こっちは背景を空とせずに満開の桜としてみました。強いボケ感と同時に白く飛んでいますので幻想的な背景になりました。メインである桜も適度に明るくなっていて良い感じになっているかと思います。
桜の色と少しの日の光から得た効果
個人的にはこの「あえて白く飛ばしてみる」の手法はなかなか気に入っています。が、桜の花びらの色が白に近いピンク色だからこそキレイに撮ることができたのかなあ、とも思っています。それと夕方で日は落ちつつありましたが、それでもどんより天気ではなく晴れていたので多少の光は桜に当たっていたのだと思います。その光の当たり方も絶妙な気がしていて例年のように天気が悪かったらこのような作品にはならなかったような気もします。
ラッキーと言えるような要因はいくつかあり、それに助けられた感は否めませんが、それでも「露出補正を高めにしてみる」ということを思いつき、ある程度自分の思う写真にすることができたのは収穫です。白く飛ばすことで効果を得られる機会も探しつつ、露出補正による写真の変化にも気を配って作品の幅を広げていけたらいいですね。
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