私は昔からの腰痛持ちだ。たぶん姿勢が悪いから、少し立っているだけですぐに腰がじわっと痛くなってくる。そんな腰痛がここに来てかなり悪化してしまった。そんなこんなでしばらくの間ランニングを休むことを決断したお話。
どんどん悪化してきた腰の痛み
もともと痛みやすかった腰痛ではあるが、少し前からかなりの痛みを伴うようになってきている。それはマッサージによって「気持ちいい」と感じるような類のものではなくて、「ピキッ!」とか「ズキッ!」とかの鋭利な痛みに変化してきていた。走る度にその症状は強くなっていて、いつしか日常生活でも支障を感じるように。屈むたびに痛みがあるから、
- 靴下が履けない
- 靴ひもを結ぶことができない
- 風呂上がりに足先をふくのがしんどい
- 座ってから立つ度に痛みを感じる
という状態が断続的に続くようになっていた。ランニングした次の日に症状が出て、そこから休めば痛みは消えていく。そのスパンが2-3日、1週間とだんだん長くなって、ついには2週間が経っても痛みが消えなくなり、これはまずいと考え整形外科を受診したのだ。
整形外科を診断した結果。
先に述べたように、慢性的に感じていたのはいわゆる加齢による腰痛でどちらかというと鈍い痛み・違和感だ。それはマッサージなどで押したり叩いたりすると気持ちよく感じる痛みである。が、ここ最近はこの痛みとは明らかに異なる。もっと鋭利な痛みであって、押しても気持ちよくなく更なる痛みしか感じない。セルフジャッジはよくないと思いつつも神経を刺激している類の痛みじゃないかって推察した。つまりはヘルニア的な症状じゃないかって。
はじめてのMRI
整形外科の先生にこれらの症状を伝えてみた。レントゲンではヘルニアなどは見えないため、MRIを勧められる。少し高額だったもののすぐに入れるとのことだったのでYESと答えた。それだけこの時の私は痛みと焦りで逼迫していた。
30分という長い時間をMRIの狭い空間の中で過ごした。噂には聞いていたものの、ここまでの圧迫感があるとは…。私は閉所に恐怖は感じないがそれでもちょっと嫌な感じがしたので、人によっては耐えることができないかもしれない。後半は慣れてきてウトウトしているところで終了の声が聞こえた。
ヘルニアなどの症状はなし
結果はというと、、、骨が少し削れていはいるもののヘルニアの症状はなしとのこと。激しい運動の影響や老化の傾向は見られるものの、特段危険な症状ではないとのことだった。恐らくは筋肉的な痛みが激しい運動をし続けたことで治りきらずに痛んでいるのではないかということ。もう年も年だからストレッチやリハビリで耐性を持つ体を作るように指導された。
さらに、やっぱり姿勢が悪いことは指摘された。普通の人よりも腰の骨が曲がっていないらしい。だから立っている時に痛みを感じやすいようだ。長年悩まされていた腰痛の原因がわかりここは少しスッキリした。
長く続けるための苦渋の決断
これまでは少しの痛みであればランニングはしていた。それは若い頃の幻影を捨てきれずにいて、ちょっと痛んでもすぐにリカバリーされると勘違いしていたということである。アラフォーという私の年齢からするとそうそう簡単にリカバリーはしなくなっているのは当然だ。それを理解せずに走り続けてきたツケがここに来て出てしまっているということ。
悪化を止めるためのランニングの休止
体重や体力の維持のためにランニングは必要だし、何より走ることでのストレス発散とその充実感は捨てがたい。ただ、ここで無理をすると腰が壊れて走れなくなるリスクも大きい。今回の「異常なし」の診断結果を信じるのであれば、無理せずにしっかりと休養を取ればある程度の回復は見込めるはずだ。ここは焦らずに長く続けるためにランニングを始めて以来、初めての長期の休止期間を儲ける決断をした。
計画的なリハビリによる肉体改造
そしてもう一つ、この休息期間を利用して少しでも長く走り続けられるように肉体を改造することにした。といってもそれほど大げさなものではなく、
- ストレッチで体と筋肉を柔らかくする
- 筋トレで負荷に耐えられる筋力をつける
この2点に重点を置いてみるつもり。あまり負荷をかけすぎてしまうと腰に痛みが出てしまい本末転倒になる。実はここまでも肉体改造を計画したこともあったのだが、腰の痛みで断念していた。幸い今回診てもらった病院はリハビリが充実しているので、理学療法士の方と相談をしながらやってみるつもり。休むのは今の想定では2ヶ月くらいかな。そこからは痛みの状況を見てスロージョギングで復帰するつもり。
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