秋から冬に変わる時期が好きです。その時期の象徴が落ち葉ですね。というわけで今回も兄弟ブログNO PHOTO NO LIFE +8からご紹介します。
被写体はどこにでもある寂れた銀杏の木の落ち葉
紅葉の時期になると色づいた葉っぱの写真を撮りたくなります。今年もどこか名所に撮りにいこうか?なんて考えながらモタモタしていたら我が家の付近の銀杏の木はすでに葉が散ってしまって落ち葉になり始めていました。
散歩していると近所の小学校の銀杏の木の葉っぱも散っていました。当然、木の下には散った葉っぱが散らばっています。誰もが感動する紅葉の名所ってわけではありませんので、散ってしまった落ち葉は特にキレイなものではなくて、↓こんな感じで「黄色い絨毯みたい!」って感動するような代物でもありません。ところどころアスファルトが見えますし、銀杏の葉自体も汚れてキレイな状態とは言えませんでした。
ローアングル構図で落ち葉を絨毯のように撮る!
ただ、他のポイントよりは落ち葉が集中しているところがあります。ここをなんとかして「黄色い絨毯」っぽく撮れないものかと。人が行き交う普通の路地ですので、カメラ片手に右往左往している私は少々違和感があったのですが、ちょっと集中モードに入ってしまいまして、視線を気にせずに構図を考えてました。
ということで試行錯誤しながら私が考えた構図で撮影した写真が↑こちらです。そうです、思い切って超ローアングルとしました。カメラは地面に置いてしまった状態での撮影です。こうすることでところどころに見えていたアスファルトが見えなくなり、「敷き詰められている感」を擬似的に表現できたかなと。さらに奥側にフォーカスを当てることで手前の枯れ葉をぼかしてみました。多少葉っぱの汚さは残るものの、奥の葉っぱに焦点があたっているため、そこまで汚れがハイライトされてはいないかなと思います。奥行きも出てより「敷き詰められている感」が出ましたね。
見せたくない点を隠して撮るのも写真としてはあり?
もちろんありのままの状態で表現できることがベストなんでしょうが、見せたくないところを隠して、それっぽく見せるのも写真の醍醐味だと思いました。無いものを加工してあるように見せるのは流石に違うかもしれませんが、そこにある状態を撮り方を工夫して別の状態に見えるようにしているってことなので、これは一つのテクニックと呼んでいいのではないでしょうか?個人的にはアリだとは思ってますので、今後もいい意味で時には誤魔化して撮っていこうと思います!
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