桜は年に一度にしか咲きません。しかも見頃の時期は1週間ほどですので、タイミングが合わないと美しい写真を撮影することも難しくなります。年に一度の短期決戦という感じですね。というわけで今回も兄弟ブログNO PHOTO NO LIFE +8からご紹介します。
水面に映る桜のシンメトリーが撮りたい!
短期決戦なので、今年はあらかじめ「どんな桜を撮りたいのか」を考えておき、それに向かって準備をしておくことにしましました。今年撮りたい写真を考えた結果、以下のような写真を狙うことを決めました。
[aside type=“border”]2019年の桜はこんな風に撮りたい!
- 川沿いの桜並木を広角気味に撮る
- 川の水面をスローシャッターで滑らかにする
- 水面に桜を写してシンメトリーな写真にする
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という方針で2019年の桜撮影に挑みます。今年の桜撮影はコンディションに恵まれました。まず満開の時期が土日になったこと、そして天候に恵まれて見事な快晴となりました。毎年桜撮影の時はどんより曇り空が多かったのでこれにはテンションあがります。そんな撮影日和に撮れた写真がこちらです。
昼間のスローシャッターにはNDフィルターが必要
川の水面に桜を写すには水面を滑らかに撮影する必要がありますが、そのためにはシャッタースピードを抑えなければなりません。ですが、日中帯にスローシャッターを使うとF値やISOで目一杯暗くしても明る過ぎてしまい耐えられません。ということで、NDフィルターを使用することになります。NDフィルターというのはレンズにつけると暗くなるという代物で、日中帯にスローシャッターを使用する時などに敢えて暗くする用途で使用します。これで昼間の明るさでもスローシャッターを実現できます。
ということでこちらのNDフィルターを購入して使ってみました。なんとかスローシャッターを使用することができ、水面に桜を映し出すことはできましたが、安価な価格帯であるためか、特に可変式の方は思っていたような使い勝手ではありませんでした。400まで使えるとありますが、実際には暗くすればするほどムラができてしまい、写真として到底使い物になりません。ある程度信頼できるメーカーのものを購入した方が良かったのかもですね…。
水面への写り込みは条件が整わないとダメ??
そしてなんとかスローシャッターで水面を滑らかにすることができてもそれで確実に水面への写り込みができるかというとそうでもないみたいです。この日数十枚撮影しましたが、綺麗に写り込みがでたのはその内数枚でした。傾向として風が吹いたりして水面に波ができている時は厳しいようでした。さらには青空でないと綺麗な写り込みにはならないのかなと…。上の写真も、がむしゃらにシャッターを押し続けてたまたま条件が揃ったタイミングで撮れたって感じで、残念ながら「狙った」とは言い難いです…。
[aside type=“boader”]水面への映り込み条件
- スローシャッター撮影であること
- 無風状態で水面が穏やかであること
- 晴れている日で空が青いとなおきれい
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今回の写真はコントラストをあげるなどかなりLightroomでいじくっています。こんなにキレイな青空は普通に撮ったらなかなかでないので、よく見る同じような写真はみなLightroomしてるってことですかね。とはいえ、自分としてはある程度イメージしていた写真を撮影することができました。毎年やってくる1週間の短期決戦、2019年は勝利することができたと思います!
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