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BICYCLE FASHION

DOPPELGANGERのペリカンバッグで輪行にチャレンジ!!

2016年7月1日

諸事情があって車にロードバイクを乗せなければいけない機会があった。そこまで大きな車ではないため、ロードバイクの前後のタイヤを外してトランクに格納する必要があった。前後のタイヤを外すのはおよそ一年前のスポーツバイク講習会以来だったが、意外と覚えていてスムーズに脱着をすることができた。

 

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輪行をマスターして行動エリアを拡大する!

スムーズにタイヤの脱着ができたことでふと思った。ここまでできるのだったら輪行することも可能なんじゃないかと。輪行とはロードバイクのタイヤを取り外し、輪行袋に入れてそれを担ぎ、電車や飛行機などの交通機関で移動し、移動した先でロードバイクを楽しむというものだ。これをマスターすることができれば当然、ロードバイクを楽しむための行動エリアが広がることになる。旅先まで運んでいつもと違う景色でロードバイクに乗る、なんてこともできるようになるのだ。

輪行には輪行袋とエンド金具が必要

といってもタイヤの脱着ができればそれで輪行が可能というわけではない。輪行をするためにはいくつか必要なアイテムがある。最低限必要なのは輪行袋とエンド金具である。輪行時は車体を逆さにして、サドルとディレーラー付近が着地面となる。この時、ディレーラーを地面につけてしまうと破損の原因となるため、エンド金具を取り付けてそれを着地面とできるアイテムだ。輪行袋は文字通り、車体を包んで持ち運びを可能とするアイテムである。鉄道会社などの規定により、社内に持ち込めるサイズだったり、少しでも車体がはみ出していたりしてはNGとのことなので、それらのルールを順守できるような輪行袋が必要となる。

 

DOPPELGANGERのペリカンバッグで輪行に挑戦!

というわけで輪行袋を購入した。私が今回チョイスしたのは、DOPPELGANGERのペリカンバッグと呼ばれる輪行袋である。伸縮可の生地となっているため、文字通りペリカンのように自転車を包み込む事ができるのが売りのようだ。さらにバンドなどの付属品も充実しているようだったので、このDOPPELGANGERのペリカンバッグで輪行にチャレンジする事にした。

IMG_4573

 

前後のタイヤをフレームから取り外す

まずは車体を逆さにしてサドルとハンドルで立たせるようにする。そしてクイックリリースでタイヤをフレームから外す。ロードバイクのタイヤは簡単に外せるようになっているのでこの工程は特に問題はなかった。苦戦した点を強いてあげるとすれば、ブレーキシューから外すときにやや力を入れる必要があるという点くらいだろうか。

IMG_4578

続いてDOPPELGANGERのペリカンバッグをできるだけ大きく広げる。ペリカンバッグの底面に車体を収める方向がイラスト付きで記されているので、それに従ってロードバイクを配置する。これを逆にすると生地が足りなくなり包めなくなるので要注意。

 

フレームとタイヤをバンドで固定する

次に取り外したタイヤをフレームと固定する。この時、できるだけタイヤをハンドル側に寄せた方がよい。下の写真のようにディレーラー側にタイヤを固定してしまうとこれまた生地が足りなくなり、最終的にジッパーが閉じなくなってしまうのだ。固定用のバンドは3本が付属されているので、説明書に沿ってトップチューブ・ダウンチューブあたりにタイヤが安定するように固定する。私のロードバイクはワイヤーがむき出しなので、それに干渉しないようにするのに慎重になった。

IMG_4580

 

ペリカンバッグでロードバイクを包み込む

そしていよいよペリカンバッグでロードバイクを包み込む。引っ張って包み込んでいくのだが、なかなかジッパーが閉まってくれなかった。そんな時には下部にゆとりを作らないように揺らしながら少しずつ生地の余りを確保していく。そうすることで何とかジッパーを閉じることには成功したが、フロントフォークがかなり突出しているので、生地が破れないかが気になった。現時点では影響はないが耐久性については引き続き観察が必要かもしれない。

IMG_4583

そして続いてショルダーバンドをフレームに取り付けていく。説明書にはステム付近とクランク付近のフレームに取り付けるように指示があったが、ショルダーバンドが思いの外短いので、長さに耐えられるある程度安定した箇所に取り付けるのが良いだろう。ジッパーはショルダーバンドが取り付けられるようにわかりやすく工夫されているので迷うことはなかった。

 

輪行準備完了!想像以上の安定感!

ショルダーバンドの取り付けも完了し、改めてジッパーを閉じて輪行準備完了である。これでロードバイクを肩に担いで電車に乗ることができるのだ。やっぱり気になったのはフロントフォークの尖り具合である。これで本当に破れないのだろうか??そしていよいよ担いでみる。この時、ショルダーバンドに肩を入れてから腰を入れて持ち上げた方が良い。軽いといってもそれなりの重さではあるので、手で持ってから肩にかけるようにするのはややリスキーかも。ショルダーバンドは短いと感じたが、いざ担いでみると決してそんなことはなかった。逆にあまり長いと不安定になるし、重さも感じるのでこの長さが適しているのだろう。

IMG_4581

iWant R-1は11kgくらいのかなり重たいロードバイクだが、極端に重いと感じることはなかった。スポーツバイク講習会の時はガタガタで持ち運びなんかとんでもない、と感じた記憶だが今回はそのガタガタ感がなく、想像以上に安定していた。あの時はタイヤとフレームの固定が紐だったが、今回は専用のバンドだったのでそれが効いていたということだろうか。そんな記憶もあって敬遠していた輪行だが、この安定感であれば今後電車で遠出して楽しんだり、行きはロード、帰りは電車なんてこともできるようになり、行動エリアが広がること間違いなしなのである。あとはフロントフォーク部分の生地が破れないことを祈るばかりだ。

 

 

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