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圧倒的に安いけど… CanyonENDURACE AL 7.0 ー2台目のロードバイク購入計画ー

2017年10月18日

実はちょっと悩み始めてる。ロードバイクを買い換えるタイミングについてだ。モチベーション自体が下がっているわけではないが、もう少し今のロードバイクを乗ってもいいかなって。今年秋を目指してたけど、もう少し先になるかな。というわけで久々の第7回目です!

Canyonのロードバイクとは??

canyon

今回取り上げて採点するのはドイツの総合自転車メーカーであるCanyon[キャニオン]のロードバイクだ。実はCanyonについては以前から注目していて、このブログでも過去に取り上げたことがある。埼玉サイクルエキスポでかなりの大盛況っぷりを見せていて興味を持って調べたのがきっかけだ。

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Canyonの最大の特徴は通販に特化しているということ。これを「ダイレクトセールス」と呼んでいるらしい。

Canyonは、自転車の開発から組み立て、販売までを自社で一貫して行なっています。販売方法はダイレクトセールスのみとなっており、自転車店での購入はできません。お客様に直接お届けすることで、より良い価格を実現しています。

上記にもある通り、このダイレクトセールスという販売方式によって、かなりリーズナブルな価格を実現している。ただし裏を返せば自転車店=代理店が間に入っていないということであり、初期の組み立ても後々のメンテナンスも「すべて自分がやる」って覚悟が必要になってくる。と、見るからに諸刃の剣感満載のCanyonは他のメーカーに比べて癖のあるロードバイクのようだ。

Canyon ENDURACE AL 7.0を採点!

その中で、いつも通りコンポーネントが105ベースでアルミフレームの車種を探してみると、どうやらENDURACE AL 7.0がこれに該当するらしい。今回はこのENDURACE AL 7.0を採点していくことにしよう。

>> Canyon ENDURACE AL 7.0

条件1:重量が10kg以下であること <16.5点>

Canyonのコンポ105ベースのENDURACE AL 7.0の重量は公式サイトによるとサイズMで8.4kgとのこと。ここまで検討してきたロードバイクと比較すると、GIANT TCR SLR 2・Cannondale CAAD12 105、SPECIALIZED Allez DSW SL Sprint Compに次ぐ軽さである。8kgは切っていないものの「軽量なアルミロード」だと言っていいだろう。SPECIALIZED Allez DSW SL Sprint Compが8.22kgで17点だったので、少し差をつけて16.5点としてみた。

条件2:価格が15万円以下であること <11点>

ENDURACE AL 7.0の価格は公式サイトベースで¥123,000とのこと(2017年●月現在)。なんてことだ!ここまで15万円前後で比較してきたのだから、なんと3万円近くのアドバンテージということになる。もうこれはCanyon ENDURACE AL 7.0一択ということだろうか。

ところがどっこい、そう上手くはいかない。これは先に述べた「ダイレクトセールス」によって実現できている価格帯である。つまりは販売店を経由しないことによる中間マージンを省いた価格ということだ。販売店を経由しないということはどういうことなのか。そう、ドイツから自宅に直接送られてくるということであり、そこには当然送料がかかってくる。公式サイトによると配送料で¥19,200が加算される模様。つまりは¥123,000+¥19,200=¥142,200が送料込みの価格であるので、これを比較の対象とすべきであり、¥123,000という価格に飛びつくと落とし穴があるということ。

それでも¥¥142,200という価格はリーズナブルである。ベースの15万円に対して¥8,000マイナスだ。±¥5,000で±1点としてきているので、11点ということになった。

条件3:ワイヤーがフレームの中を通っていること <10点>

軽量である上にリーズナブルなENDURACE AL 7.0にもう決まったか?と思いきや…。なんとここにきてのマイナス材料が…。105ベースのロードバイクであれば殆どがワイヤーはフレームの中を通っているのだが、このENDURACE AL 7.0はダウンチューブはフレーム内のようだが、トップチューブはワイヤーが外に出てしまっている…。うーん、これは痛い。激安を実現しているのにはやはり理由があるということだろうか。個人的にはこだわってるポイントなのでここで減点は痛いかも。

条件4:コンポーネントがSHIMANO 105以上であること <18点>

続いてはロードバイクの根幹であるスペック=コンポーネントを見ていこう。公式サイトを見る限り、多くのパーツで105を採用している。ディレイラー、ブレーキ、クランクと主要な部分はカバーしていると見ていいので、コンポーネントについては問題なさそうだ。このコンポーネントで¥142,200(送料込)という価格はやはり魅力的だ。ワイヤーがトップチューブの中を通っていないくてもそれを取り返せるくらいの魅力であると言えるだろう。

リアディレーラー SHIMANO 105 RD-5800-GS
フロントディレーラー SHIMANO 105 FD-5800
シフト一体型ブレーキレバー SHIMANO 105 ST-5800
ブレーキ SHIMANO 105 BR-5800
スプロケット SHIMANO 105 CS-5800 11-32T
クランク SHIMANO 105 FC-5800

条件5:その他のオプション査定 <7点>

最後はその他の部分で気になる点。まずは見た目=デザイン。サイトの写真を見るとそこまでかっこいいとは思えないのだが、ところが実物はそうとも言えない。実は先日たまたま街を走っているCanyonのロードバイクを見たのだが、写真とは比較にならないくらいにカッコ良かった。まあ、オーナーが外国の方だったのでその辺も加味されているかもしれないが、このかっこよさは5ポイントくらいのプラス査定だろう(+5点)。

が、このプラス査定を無にしてしまうくらいのマイナスポイントがある。それはCanyon最大の売りでもある「ダイレクトセールス」だ。前述もしたが、販売店を通さないことで中間マージンを省き低価格を実現するというこの方式だが、やっぱり私くらいのライトユーザーになると、「販売店を通さない」という事実は不安に感じるわけでそれはマイナスポイントなのだ。乗り始めてからのメンテナンス(-4点)はもちろん、届いてから組み立てられるのか?とか(-3点)、そもそもそんなデカいダンボールをどこに置いてどこで組み立てるのか(-1点)とか(我が家はマンション)のデメリットばかりが浮かんでしまう。この「ダイレクトセールス」が私にとってはマイナスポイントとなってしまった。

Canyon ENDURACE AL 7.0の合計点は62.5点!!

Canyon ENDURACE AL 7.0のコストパフォーマンスは抜群だ。¥142,200(送料込)という価格で、これだけのスペックであることは間違いなく優良なロードバイクであると言って良い。埼玉サイクルエキスポでブースにあれだけの人だかりができるのも頷ける。だが、やっぱり他メーカーに比べてクセは強いと思う。その要因となっているのは「ダイレクトセールス」だ。価格を抑えるこの方式はCanyonにとって最大のメリットであり、最大のデメリットであると思う。特に私のような保守的でライトなユーザーからしたら、不安要素以外のなにものでもなく購入に踏み切ることは難しいと感じてしまった。

だからなのか、そう言えば街でCanyonのロードバイクを目にする機会は少ない。あれだけブースには人だかりができているのにも関わらずだ。やっぱり私と同じような理由によって決断しきれないっていう人が多いのだろうか。日本人的には店舗で試乗してみて買うスタイルの方があっているということなんだろうか。いずれにしても私の場合は、Canyonのロードバイクを買うにはもう少し経験値が必要だと思う。まだまだ「Canyonが似合う男」にはなりきれてないのだ。誰から見ても「Canyon似合ってる!」と思われるようなローディになれるように頑張ろう。あの日見た外人さんみたいにね。

国産の雄!khodaa bloom FARNA 700-105 ー2台目のロードバイク購入計画ー

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